ハクキンカイロはどう? ~ 今更な物々たちへのブルース ~

ふと、気がつくと右手の中指が冷たくなっている。いつの頃からかそうなるようになり、中指が冷たくなると「冬になったんだな。」なんて思うようになった。山歩のときなどはシパシパと痺れ、それは後にシンシンとした痛にかわる。そういう時は指を口に入れて温めるのだが、こんどは温まり始めた指がザクザクと痛む。それは、爪の内側から刺すような痛みだ。医者に見てもらおうとも考えるけど、どうせ○○で様子をみましょうと言われるだけだろうと病院には行っていない。

医者が問題を解決してくれたためしはないに等しい・・・。それが、私の医者に対する印象だ。

さて、冬になると(あるいは暖かい季節には気がつかないだけかもしれない)冷たくなる中指をどうにかしたい。そんな思いで購入した「ハクキンロ」。こいつについての感想。ハクキンカイロってどう?いってみようか。

ハクキンカイロ?

まず、ハクキンカイロってのが何であるかと言うと、懐炉です。寒い冬に温もりを与えてくれるアイテムです。そして、懐炉といえば使い捨てのホッカイロが主流ですがハクキンカイロは使い捨てでない懐炉です。

まぁ、私が説明するより、使い方も含めたもろもろは公式HPをどうぞ

ハクキンカイロ公式ページ|ぬくもりを届けつづけて102周年|ハクキンカイロ株式会社
創業102周年を迎えたハクキンカイロの公式サイト。ハクキンカイロはハイパワーなのに低燃費で24時間温もり続ける。繰り返し使える環境にとても優しい、安全でクリーンなエコカイロです。

使い捨てカイロもハクキンカイロもそれ自体で発熱してくれる懐炉なのすが、その発熱量においてハクキンカイロは使い捨ての物よりもはるかに優れています。(公式HPではハクキンカイロは使い捨てカイロの13倍の熱量と公表しています。13倍がどのくらい凄いかわかりませんが…)実際、今こうして書いている間にもパーカーのポケットにハクキンカイロを忍ばせているのですが、はっきり言って「腹が熱い!時々、ポケットの中で位置をずらさないとまずいんじゃないか?」そう思えるくらいの熱を発しています。使い捨てカイロじゃ、こうも熱くはならないです。

「さむい。さむい。どんとぽっちい」

「さむい。さむい。どんとぽっちい」

「さむい。さむい。どんとぽっちい」

「どんとぽっちい!」とは、このことか!

そのあまりの温さに金鳥の使い捨てカイロ「どんと」のCMのフレーズを思い出しました。

すこしばかり懐かしいCM。

「どんと、ぽっちい」

さて、どんとぽっちいな温もりに触れていたら「冬の山歩で使ったらどうだろう。」と、試したくてウズウズしたくなってきたので、さっそく行ってきました。

ハクキンカイロを試す

パーカーのポケットの中で秘めたポテンシャルの片鱗を伺わせていたハクキンカイロ。

こいつを連れて向かった先は、奥日光。

『日光見ずして結構と言うなかれ』この格言は日光東照宮を称えた言葉だという説がありますが、奥日光もそれに負けず劣らず美しいです。

日光はどこを見ても結構なもんなんです。

とくに、冬の奥日光は美しいっす。

さて、ハイキングレポートはそのうちにUPするとして(って山行記録をUPしたことないですね。あれ、おもったより面倒なんです。)、とりあえず、今回は初めてハクキンカイロを野外で使用するので次のことについて試してきました。

と、その前に、カイロといえば「使い捨てカイロ」。多くの方がそうであるように私も「使い捨てカイロ」を使用していました。もちろん、使い捨てカイロがすべてにおいて駄目だとは思いませんが、やっぱり物足りない部分も多かったわけです。簡単な駄目な理由を3つだけ挙げておきます。※私の感じた駄目な理由であって人によってそうでもないかもです。

使い捨てカイロが山歩きに向かない3つの簡単な理由

  • 手袋やシェルジャケットのポケット等、外気温の影響を強く受ける所では、カイロの発熱機能がとまってしまう。
  • フリースなどの中間着(ミドラー)のポケットなど発汗の影響を受けやすい所では、一時的に発熱量が増えたり、反応が止まったりと水分が多すぎて発熱機能が正常に機能しない。
  • 発熱量が少ない

※貼るタイプのカイロにおいては、運動時に熱すぎるので絶対にむかない

では、、今回は初めてハクキンカイロを野外で使用するにあたっての簡単な3つの検証をしてきたのでそちらに進みます。

ハクキンカイロ使用の簡単な検証3つ

検証テーマ3つ 

  1. 手袋の中に入れておいたらどうなのか
  2. 上着(シェルジャケット)のポケットに入れておいたら
  3. 中間着のポケットに入れてたらどう

上記の3つの検証テーマです。検証するほどのことでもないようなテーマですが、私の中指をすぐに温めるため、または冷やさないためにはハクキンカイロをどこに仕込んでおくかでケアのタイミングとその頻度が変わってきますから、そこそこ重要なんです。(言わずもがな、使い捨てカイロではまったくもって中指をケアできなかったんですね。)

検証に際しての環境補足

  • 外気温はマイナス4~6度

上着の着こみ具合

  • メリノウールアンダーウェアー
  • パタゴニアR2(フリース?)
  • ザ・ノースフェイス ドットショットジャケット
  • ULダウン携行

手袋の中に入れておいたらどうなのか

少し分かりにくいですが、手のひらにハクキンカイロを忍ばせました。本来、私の想定では冬用のミトン型のグローブに仕込ませたかったのですが、私は所持していないので取り合えず、こんな具合で試します。(五本指のグローブはもってるよ)

ポケットから取り出した時は熱いくらいポカポカだったハクキンカイロですが、どんどん冷えていきます。※冬用の五本指のグローブはあえてはめていません。

やばい!どんどん冷たくなる!

そして、どんどんかじかむ!

慌てて冬用グローブをはめて様子をみます。

・・・・。

ちょっと温くくなってきます。

でも、なんか違うな・・・。

急に外気温にさらすと立ち消えすることもあるらしいハクキンカイロ。あまり、繰り返し実験するのも嫌なので1回だけ試しました。※後で、きちんと検証します。

仮結論!使いすてカイロより、まし!

上着(シェルジャケット)のポケットに入れておいたら

手袋の実験である程度、想像がつく検証です。

今回はドットショットジャケットの胸ポケットに忍ばせました。

案の定、初めはポカポカと胸元に温もりを感じますが徐々に冷めていきます。

ん~。やっぱりか…。

もしかしたら、マウンテンジャケットのような地厚な生地のもであれば、いくらかましかもしれませんが、やはり熱を保護する層を持たせないと発熱した熱が外気温に奪われてしまいます。

結論!ジャケットではちょっと駄目!

中間着のポケットに入れてたらどう

こんどは、シェルジャケットの下にきたフリース。そのポケットにハクキンカイロを入れてみたら・・・。

温い!ちょっとずつ冷めるけど温い!

でも、冷め止まる。少し、冷めるけど温かさを感じるラインを維持してます。

右手を突っ込みずらいという問題を除いては問題ありません。

結論、とりあえず中間着の中に入れておくぶんには問題ない。

ハクキンカイロってどう?

素晴らしく温かい!癖になる温かさ!

それが、率直な感想です。使い捨てカイロと比べること自体が間違ってるんじゃないか。そう思わずにはいられません。この温かさを何かと比べるまでもなく温かい。それが、ハクキンカイロ。

ハクキンカイロが手元に届いてからというもの、毎日のようにハクキンカイロを使ってます。

毎日、毎朝、取り合えずハクキンカイロにベンジンを入れてライターでちょっとあぶる。

儀式か!って言うくらい、毎日の毎朝です

気になるところ。気をつけたほうが良さそうなところ

気になるところとしては、ニオイですかね。これについては、ちょっとだけニオイます。それは間違いないでしょう。ちょっと、ベンジン臭いけど、満員電車の人間臭に比べたら気にならないです。私的には、そっちのほうが臭くてたまりません。まあ、人それぞれですけど。

気をつけたほうが良さそうなところは、発熱量の多いハクキンカイロといえども、やはり外気温に負けないほどの発熱量は有していないので熱を保護してやらなければなりません。そのため、外気温の影響を受けやすい手袋や一番外側に着込むジャケットのポケットの中では熱を奪われます。そういった所に仕込みたいときは軍手やタオル等に包むと良いでしょう。また、ベンジン(燃料)とプラチナ素材の科学反応をもちいて発熱するしくみとはいえ空気は必要なのでしょうから、密閉され空気の循環を遮断するような状態も発熱効果の妨げになりそうなので控えた方がよいでしょう。

中間着に仕込む場合においては、運動量の多いとき(発汗量が多くなる時)は熱を逃がさない工夫をしたうえでハクキンカイロをザック等にしまった方がよいと思われます。使い捨てカイロほどに水分の影響は受けないと想像しますが、ジャブジャブの汗にさらすのは避けたほうが良いでしょうし、何より自分が暑くていたたまれません。

ハクキンカイロの熱を逃がさないための工夫が必要な理由は、ハクキンカイロが発する熱によってハクキンカイロ自体も熱反応を維持しているからです。そのため、急激にハクキンカイロ自体を冷やすような行為(マイナス気温時にむき出しで外気温にさらす等)はさけたほうが良さそうです。

ハクキンカイロ購入とベンジンの購入

さて、ハクキンカイロ。こいつを持ち歩きはじめて日の浅い私が言うのもなんですが、こいつは実にすばらしい。登山やハイキング、キャンプ、バードウォッチング、そういったアウトドアを趣向する人たちには打って付けのアイテム。、強くお勧めできるヤツです。

そんなハクキンカイロですが、ハクキンカイロ本体と燃料ベンジンの購入については、アウトドアショップや薬局よりネットショッピングのほうが購入しやすいです。ちなみに購入のしやすさを考慮するなら、『Zipoo ハンディーウォーマ』のほうが購入しやすいと思います。基本的には…と言うか、まったく同じ作りでデザインと推奨燃料が違うだけの商品ですからこっちの方が後々の燃料調達においては便利かもしれません。だって、zipooオイルなら薬局やらタバコ屋なんかで直ぐに購入できますからね。

最後まで読んでくれて、ありがとう。

ハクキンカイロで温々のアウトドアライフを・・・。

ハクキンカイロ

Zipoo ハンディーウォーマー