服やら道具やらは人並みに好きだけどセンスのない僕が身につけると、どういうわけか残念なことになる。それが持って生まれた骨格によるものなのか、磨くことをしてこなかったセンスによるもなのかは僕には分からない。ただ最近じゃ、明らかに残念なオーラを放つのも才能なのかもしれない…と開き直って堂々と振る舞うことにしている。
さて、そんな僕が使っている。いや、僕に使われてしまった残念なザック。
それがこれ
グラナイトギア ヴァーゲイト26

このザックは数年前から世のハイカーたちを魅了し今やスタンダードな地位を確立したハイキングメソッドと言うかスタイルであるウルトラライト(以降、ウルトラライト=UL)。その道具の大量生産をおこない販売した先駆け的なブランドであるグラナイトギア産のザックだ。
《 補 足 》
現在、名だたるアウトドアメーカーがこぞってUL関連のアイテムを販売しているけど、大昔はULアイテムといえばアングラ的なハイカーが自作しているものだった。それをグラナイトギアやゴーライトといったいくつかのブランドがマスプロ化(大量生産)し、それを世に広めたことが流行の基礎となっている。
さて、そんなULアイテムであるヴァーゲート26を僕が購入した理由といえば、残念ながらULもSLも関係なく。ちょろっとハイクに使えるザックを所望していたからに他ならない。
ちょろっとハイクにちょうどいい。
それが僕にとってのヴァーゲート26。
さて、リリースからだいぶ時間もたち新鮮さもとうに失われたヴァーゲイト26。こいつのレビューをいまさらながら書いていこうと思う…。
…。
書くことあんまり浮かばないけど…。
さぁ、いってみようか。
ヴァーゲイト26
外観・スペック・特徴・使用感

外観から分かる通り、ULザックらしいスッキリとした簡素なザック。
登山ザックにありがちな雨蓋を排してあり、ザック背面にフレームやパッド等の形を維持するような細工はないのでペラペラと頼りない。また、ザックの中身が背中にゴツゴツとあたって不快極まりない仕様となっているが、これこそがULなのだろう。この点においてのケアはマットをザック中に仕込むなどの工夫をするとよいらしい。ちなみに僕は使い古したサーマレストを半分にカットしたものを入れている。
容量は商品名にあるとおり26ℓサイズ。その他寸法は実測していないので不明だけど、身長170cmの僕が背負うとこんな具合だ。

26Lサイズという割には小ぶりなものをイメージしがちだけどけっこうボリューがあるので背負った時のサイズ感は大きく感じる。また、ゴツゴツ感のケアをすれば背負い心地も悪くないと思う。
さて、僕がヴァ―ゲイト26に入れているものはザックりと以下
水2.5ℓ、カップ、割り箸、細引き、ガス管、コーヒー2杯分、SOTOのバーナー、やかん、ヘッドライト、お菓子、雨具、ゴリラポッド、ティッシュ、スタックバック小、小ぶりなポーチ、カップヌードル・おにぎり、サーマレスト(半分)
およそこんな具合で、水が少ないのとカップヌードルが抜けてるけど画像でみると以下の具合
いそいそとザックから取り出して広げてみた。

トレッキングポールやアイゼンは外付け。スノーシューやカンジキの外付けは難しいかもしれない…。いや、実際は無理だったな…。このザック装備で小屋泊はちと厳しいかもしれないけど…日帰りなら十分すぎるくらいの装備が収納できる。
あえて難点を挙げるとすれば、ザックの中に使い古したサーマレストを半分にカットしたものを入れているが、はっきりいって荷物の出し入れと同時に座布団がわりのマットを引っ張り出す作業が煩わしいことくらいだろうか。
終わりに
といった具合のレビューを書いてみたけど、やはりというか書くことがあまり浮ばなかった。これはどうしたものかと考えよくよく思い出してみたら良いところが沢山ある道具って物に出会ったことがないな…何て事を思い出した。そして、何かに長けた道具というのは別の何かには恐ろしく不向きで邪魔になることが多いものだと言う事も同時に思い出した。それらを考慮してまた思案したら、ザックという物に極端な利便性は必要ないなと言う結論に至った。
つまり、可もなく不可もない。何の変哲もないザックのほうが利便性が高いと言う事なのだ。そう思いついてヴァ―ゲイト26を改めて眺めていたら、なるほどやはりと頷けた。
シンプルなザックの方が使い勝手はいい。
そういう事なんだな。
シンプルな物ってのは、なかなかどうして優秀な物が多いよね。
それでは、また。
そうそう、欲しい方は是非です。


