ライト山行の必需品サーモスボトル。俺の所有しているそれが酷い臭いを放っている。これに注ぎ入れた全ての液体に臭い移りをしてしまって、とてもじゃないが口にできない有様だ。
もちろん、サーモスをばらして重曹で洗うといったことを何度かしたてみたけれど、初めの数回は効果のあったこの方法もサーモスの経年劣化とともに効果の薄い方法に成り下がっていった。そのうち何をしても取り除くことができない頑固で醜悪な臭いへと変貌を遂げたのだった。
そんなわけで、ここ2年程はサーモスを使う事を諦めていたのだけど、先日、怖いもの見たさにそれを使ってみた。案の定というか当然のように醜悪な臭いは相変わらずで、その臭いときたら注ぎ入れたコーヒーを口に含んだだけで体中の毛が逆立つようなおぞましいものだった。
「あぁ、マジ、捨てよう。今度こそ、サーモス、捨てよう。」
「そして、新しいの買おう。」
コーヒーを吐き出しながら捨てること決断したのだが、次の瞬間に名案が浮かんだ。
その名案とは、サーモスのヘビーユーザーなら当然のようにするであらろうアレであり、熱心なサーモス教徒との経典になら掟の3か条目くらいには記載されているであろう、アレ。すなわち、にわかユーザーでも思いつきそうな初歩的な対応策のアレだ。そんなことが、俺ははこの時までまったく閃かなかった。俺は何事においても「にわか」以下なのだ。
それじゃ、お題目。
『サーモスボトルの臭いが酷い。醜悪な臭いは元を断つべし』
いってみようか。
強烈なサーモス臭は元を断つべし。
そんな訳で早速、名案を実行に移した。
もちろんその効果は絶大なはずと期待しているが、はたしてどうなのだろう。と少しばかりの疑問もあるが、細かいことは気にせずやるべきことをやるだけだ。
『そうさ、やるべきことをやるだけさ。』(THE山男:マーティンから引用)
所持しているサーモスボトル
まず、サーモスボトルにも様々な種類があるけれど俺が所持しているのはコレ。

購入時期を忘れてしまったけれど4~5年は経過しているように思う。
臭いの元凶を目と鼻で確認する。
続いて臭いの元凶を目と鼻で確認した。その様子はというと…。
と、その前に先に言い訳をしておくと、ボトルに付着した汚れがすごいことになっている。お見せするのが恥ずかしいくらいにひどい。自分で汚した下着を見せるのと同じくらい恥ずかしい。しかし、これは愛飲している紅茶生姜(紅茶を入れた後に生姜のスライスを入れたやつ)のせいであり、断じて管理の悪さからではない。茶渋の多い紅茶と生姜の繊維質…そして雑菌の仕業である。
まぁ、汚いことには変わりないけど…。
こんな状態なら臭いも出ようものだと頷ける仕上がりだ。
その画像がこちら。
元凶①:表蓋のパッキンと蓋のネジ溝
【表蓋】

【表蓋のパッキン】

元凶②:中蓋のパッキンと各種の溝
【中蓋】

【中蓋の汚れ】

元凶③:ボトル本体の茶渋
【ボトル本体内側】

こんなにも渋で染まるのかと思うくらい紅茶色に染まったボトルからは紅茶のかすれたような臭いが漂い。粕の凝固した蓋とパッキンからは悪臭が立ち昇っている。しかし、その臭いを嗅ぎ比べると断つべきは蓋とパッキンの臭いであると分かる。
そう、断つべきは蓋とパッキンの臭いなのだ。
臭いの元を断つとは、すなわちパーツを新しくすることだ。
さて、酷い汚れと臭いを確認すれば一目瞭然、ちょっと洗ったくらいじゃどうにもならない。洗うだけ無駄であるからして、いっそのこと部品を新しくすればいい。その方が手っ取り早い。それが頭に浮んだ名案である。
しかも良くあるパッキンの交換なんて生易しいものではなく。ボトル本体以外の総取り換えだ。
ちなみにボトル本体も新調したら、それは完全な買いかえ。
その名案が浮かんだときの不安としては、ボトル本体以外の総取り換え…そもそもそんなことが可能なのかも怪しいし、新調した方が安あがりではないかといった疑問を持ったのだが、ネットで検索すると早々にヒットしたうえ案外安い価格(500円程)で部品があったのでそうすることにした。
それがコレ。
送料は500円前後かかってしまうが、サーモスの平均的な価格で考えれば買うよりはるかに安い!(送料が惜しい方はヨドバシドットコムでどうぞ)
問答無用で購入した。
部品が届いたので早速、組み立てる。
そして、数日して届いた部品がこれ。

左が蓋込の栓ユニット一式。右がパッキンセット。
右のパッキンセットは古い蓋用で後で試したいことがあったので購入した。今回は栓ユニットを使う。
ちなみに在庫が黒しかなかったため新調した栓は黒で手持ちのそれとは色が違う。まぁ、小細かいことは気にしない。要は臭くなくなればOKなのだ。
袋からだしたのがコレね。

そして装着したのがコレ。できあがり!

汚れた栓と新品を比べると…こな具合。
【新しい栓】

【古い栓】

気になる効果は?もちろん効果絶大だ!
さて、蓋全部を新品にした結果はというと。
まぁ、当然も当然だけど。
まったく臭くない!
そして、この事実ははっきりいって盲点だ。なぜなら、パッキンセットと栓ユニットの価格差も考慮すると、パッキンだけを交換するよりはるかに得だからだ。
その気になる価格は『パッキンセット:324円』に対し『栓ユニット:540円』
価格差は216円。
ごしごし洗う手間も洗浄液を買い揃えることもなくサクッと交換の手間いらずだ。
はっきり言って
パッキン交換なんて必要ない。交換するなら栓ユニットだ!
って、パッキンセットも購入してから気がついたのだけどね。
とういう訳で
サーモスボトルの酷い臭いを断つなら、栓ユニット交換に尽きるという報告でした。
最後にサーモスボトル交換部品に関する諸情報については以降で確認して下さい。
それじゃ、また。
サーモスボトル。交換部品に関する諸情報エトセトラ。
サーモスボトル、パーツ交換について
製品番号と交換部位の名称でネット検索をすれば大概は交換パーツを見つけることができるとおもうけれど、稀に見つからない商品もある。その時はメーカーに問合せをすることになると思うので、そちらについて書いておこうと思う。
パーツ交換を検討するにあたって次の3つがポイント。
まず、交換にあたって必要な情報が製品番号。交換サポートを受けられるかどうかはサポート期限。交換したい部位の部品提供の有無。これらが交換にあたって必要なこと。
- 製品番号
- サポート期限
- 交換したい部品の部品提供の有無。
※詳しくはメーカーサポート:交換用部品のお求め方法(公式HP)
1:製品番号の調べ方
製品番号の調べ方はボトルに貼ってあるステッカーで確認するのが簡単。
それがコレ。

僕のはボトル外側の底に貼ってあった。
『JMZ-480(MSB)』と記載されたのが製品番号。(JMZ-480までが品番/()内は色)
誤ってステッカーを剥がしてしまっていたらメーカーの公式HPで画像検索することになるので非常に面倒だ。
※詳しくはメーカーサポート:交換用部品の探しかた(公式HP)
2:サポート期限 & 3:交換したい部品の部品提供の有無
メーカーに問合せするのが早い。
※詳しくはメーカーサポート:交換用部品のお求め方法(公式HP)


