パタゴニア・トレントシェルジャケットについての雑感 

およそ7年前に購入したトレントシェルジャケットについての雑感。 まっ、ほかのブログで書いた物の二番煎じで(そのブログは閉鎖した)、自身の復習のための記録なのだけど。 じゃ、お題目へいってみようか

トレントシェルの雑感

およそ、7年ほど所有している(していた。)トレントシェルジャケット。 7年と聞けば「長持ちしたね」って思うだろうが、実際は劣化した内側のコーティングがポロポロ剥がれ落ちるのを尻目に使用していた。そして、その劣化が確認できたのが使用後4年をむかえた頃からなので製品の終わりを迎えていたものを使い続けていたことになる。残り3年間の出番などは、ほぼないようなものだった。 2万円と言う金額に4年と言う月日が見合うのかどうかは意見の分かれるところだろうけど、俺としては価格に見合っていないように思う。 それでも、また購入したいか?と聞かれれば「YES」で、の理由を挙げるとすれば下記の3点。
  • 同価格帯のレインシェルで脇下のベンチレーション仕様の製品が見当たらない。
  • 登山用のレインシェルでありながら、ポケットの位置が裾元に付いている。
  • 何処に行くにも持ち歩き使用した実績。
素晴らしく優れた機能があるわけではないのだが、使い勝手はよく重宝していた。山にも川にも酒飲みにも…春夏秋冬、どこに行くにも持ち歩いていた。昨年にレインウェアーの買い替えを済ませたのだが、トレントシェルジャケットほどに持ち歩いてははいないのが現状だ。できれば、また購入したいとも考えるのだが踏みとどまっている。アウトドアに使用するウェアなのだから製品の劣化はいなめないし、高機能を求めた結果として長持ちしないウェアになってしまう…そんな事もあるだろう。しかし、捨てる時は表裏は持ちろんのこと裾や袖がほつれボロボロになってからが望ましい…と、私は考える。 使い勝手の良いジャケットとしては優秀なのだが、製品としては・・・。 それが、私のトレントシェルジャケットに対する感想だ。 ちなみに、永久保証を掲げるパタゴニアであってもコーティング面の劣化については修理不能。ウェブ上で「商品交換での対応してくれたよ」などの情報も散見するが、私が数年前にカスタマーセンターに問い合わせた時は、交換はしてくれなった。 と、ここまでが総括てきな俺の感想。 以降はポイント絞って、ざっくりとまとめたものだ。

個人的に思うトレントシェルジャケットの良いところ

  • 脇の下のベンチレーション機能(ベンチレーション用ピットジッパー)
  • ポケットの位置が胸元じゃなく裾元(ジッパー式ハンドウォーマーポケット)
※()内はメーカー表記 脇の下のベンチレーションについて まずは、脇下のベンチレーション。脇の下のベンチレーション仕様のジャケットなんてのは探せばいくらでもあるし高額なものであればレインウェアーにだってあるだろう。しかしながら、2万円程度のウェアではそうそない。そして、実際に使用するとその効果は絶大だ。 ゴアテックスを筆頭にピンからキリまである防水透湿性機能素材。しかし、活動時の蒸れと完全にサヨナラできるほどの物はいまだにない。まして夏場においては、高名なゴアテックスだろうとパタゴニア自前のH2Noパフォーマンス・スタンダードだろうと、スゲェ蒸れる。そんな状況から少しでも解放されるようにと取り付けられた、脇の下のベンチレーション。もちろん、ザックを背負った背中や開放できない体の前面はグッショリなのだが…ベンチレーションの有ると無いとでは気分は大違いだ。 ポケットの位置が胸元じゃなく裾元について 続いて、ポケットの位置。登山用のハードシェル類のポケットといえば胸元に配置されていることが多い。これは、ザックの胸ベルトと腰ベルトの間に配置することでポケットの使用を妨げない為の工夫なのだが、トレントシェルジャケットでは、あえて胴脇から裾元に配置されている。これについての意図は不明だが(たぶんジャケットだから)これにより、このジャケットの使い勝手の幅広さがもたらされているのだろう。当然、ザックの腰ベルトを使用するとポケットは使えなくなるので注意が必要。 以上の2点がトレントシェルジャケットの個人的に思う良ポイントだ。 さて、ざっくり誉めポイントを押さえたら、ざっくりと気になる点を記録しよう。

トレントシェルジャケットの気になる点

私が購入してから早いもので7年ほどの月日が経っている。それ以前よりシーズンを通して販売されているトレントシェルジャケット。もはや、定番化しているのだろう。もちろん、細かな仕様などは変更改善されているものと想像するが、気になる点などを記録しておく。

肝心の防水性・透湿性はどうだ?

トレントシェルジャケットは合羽である。なので、雨天時に浸水したことはなかったように記憶する。もちろん、4年ほど使用してからは怪しかったが、それ以前は大丈夫だったはずだ。そう「はず…?」なのだ。本当のところ、汗で濡れたのか浸水して濡れたのか定かではないのだ。登山中、まったく汗をかかない人はいない。雨天時もしかりだ。合羽の中でかいた汗を外に逃がすのが透湿性だが、前項、「脇の下のベンチレーション…」の部分でもふれたとおり100%蒸れないシェルウェアなんてのは存在しない。梅雨時、夏場、そういった季節の使用においては汗が増える。冬においては、体温と外気温の差で生じる結露がウェア内に溜まる。比較が難しいのが本音だ。それでもあえて言わせてもらえば、蒸れる!使ってみると、蒸れる!それが、高名なゴアテックスと比べると、蒸れてるように感じる。どの程度の差かは分からないが、差はある。もちろん、体感のうえでの話だ。ただし、繰り返しになるが、このジャケットの強みはベンチレーションがあること。おそらく、同価格帯の合羽と比べれば、その点において優秀だ。ただし、ベンチレーションを開放した結果として雨水がジャブジャブ侵入してくるけど、そこはご愛嬌だろう。 昔、H2Noパフォーマンス・スタンダードについて軽く調べてみたが、パタゴニアHPでは透湿性の数値化したデータは得られなかった。まぁ、その他ネットで調べてみても、このH2Noパフォーマンス・スタンダードってやつは謎?システム?なんだが…防水性・透湿性への過度の期待は禁物だろう。

気になる。少し残念なところ。

コンパクトで軽く。使いが勝っての良さを目指した結果として、2.5レイヤーになったと思われる、このジャケット。ジャケットの内側に施されたコーティングが0.5層部分(注意1)ちなみに、このコーティングは生産された瞬間から劣化が始まる悪しきポリウレタン系のコーティングだ。 ※2.5レイヤーにおいて(というか、レイヤーにおいては)、必ずしも1層2層0.5層という風な解釈でよいというわけではないらしいのだけど、ここでは分かりやすく0.5層とした。 以下、残念なところ5点
  • 購入当初こそ、スルスルと袖通り良く着用できるが、それは長続きしない
  • 肩口(アームホール)が狭い為、腕を伸ばすのが窮屈。
  • コンパクトに収納できるが、意外に重く、嵩張る。
  • レインウェアーだけあって、張りがありしなやかさに欠ける
  • ジャケット内側のコーティングの劣化が早い

トレントシェルジェットの購入を検討している方達へ

私なりにトレントシェルジャケットを購入するにあたっての助言みたいなものを…。

こんな人は手に入れると重宝するかもしれない

  • フィッシングやハイキング、キャンプ等、アウトドアを広く浅く楽しんでいる人
  • とりあえず、オールシーズン使用可能な防水ジャケットが欲しい人
  • 購入後、ガシガシ使う気合のある人(鮮度のあるうちに堪能しよう)
  • パタゴニア好きな人

購入の前に理解すべき点(コーティング面の劣化に関わること)

  • ジャケット裏面のコーティングの劣化がある
  • コーティング面の劣化は修理不能
  • 中古では、絶対に購入してはダメ
  • 型落ちなどの製品も購入は控えるべき(保存状態が怪しいから)
  • パタゴニアの永久保証に過度の期待をしない
以上です。 それでは、トレントシェルジャケットで楽しいアウトドアライフを・・・。 関連ネタ
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