手持ちのトレントシェルジャケットを使用しているうちに、ポロポロと白い粉のような物が衣類に付着していることに気が付いた。ジャケットの内側のコーティングが剥がれたていたのだ。これが加水分解というやつだろう。


世にはびこるポリウレタン系樹脂素材。こいつの悪しき点といえば、加水分解。
(じゃ、加水分解って何だ?と聞かれても、私に端的に説明する知識がないので割愛する。)
私の手持ちのアイテムでは、グレゴリーのバックにはじまり、ナイキ、アディダス、ニューバランスと名だたるスニーカーも、この憂いに沈んだ・・・。そういえば、ユニクロのストレッチジーンズもグダグダになった・・・。
レインウェアーであるトレントシェルジャケットにも施されたコーティング。こいつも、ポリウレタン系のコーティングだったわけだ。
さて、お題目にいってみようか。
2.5層/2.5レイヤーって、どうよ?
世に数多あるアウトドア物のレインウェア。これらに防水性/透湿性を備えたメンブレン(膜・フィルム)を使用することは特別でもなく当たり前になった昨今。高価なイメージだったそれらも今は昔となり、様々なメンブレムが開発され安価なものも出回ってきた。高名なゴアテックスを使用しなくても…。そんな風に考える事も珍しくなくなった。防水性/透湿性素材の開発が進むと同時に多種多様な工夫もウェアに施されてきた。そんな中、世に出た2.5層…。これを採用しているのは何もトレントシェルジャケットだけじゃない。THE NORTH FACEのドットショットジャケットだって採用している。さらに、防水性/透湿性素材を使用したウェアってのは、なにもアウトドアウェアーに限ったことではなくホームセンターやワークショップなどでも購入できる。2.5層物もしかりだ。もちろん、機能細部は別にした話だが、それらはアウトドアメーカーの物より安価だ。これまでの3レイヤーでは重くかさ張り、ゴワゴワと着心地の悪かった安価なレインウェアーを2.5レイヤーにすることで、より軽くコンパクに仕上げることが可能になった。その技術力は素晴らしい。なにもアウトドアウェアだけが優れた技術を享受しているわけではないと言うことだろう。また、素晴らしい技術を取り入れても高価すぎては、それに見合う物を作らないとアウトドアウェアの名が廃るというものだ。もちろん、アウトドアウェアの品物は軽さに長けるし、耐久性なども考慮して作られているのだろう。だがしかし、2.5レイヤーを採用し販売するにあたって、その致命的な欠陥を消費者に伝えていない点がいただけない。そう感じるのだ。単に私が無知な消費者なのか…。
いや、おそらく、そうでもないはずだ。
・・・。
とはいえ、2.5レイヤーの名誉のために言っておくが、2.5レイヤーって軽くてしなやかで扱いやすく、すごく良い。それが、実際のところだ。
トレントシェルジャケットで落胆し恨み節を募らせた私だったが、再び手にした合羽は2.5レイヤー物のドットショットジャケット。また、3年くらいでポロポロと剥離し駄目になることも織り込み済みで購入した。
あーだこーだ言ったところで、私は気に入っていたのだ。
トレントシェルジャケットにしろドットショットジャケットにしろ、使用しているときは何の違和感もない。もちろん、使い手の要望によっては物足りなさを感じることもあるかもしれないが、私の場合は問題い。むしろ良好なくらいだ。取り合えず、ザックの中に突っ込んでおく合羽としてはかさばらないし、着てもゴワゴワしない。なによりも、その軽さに驚かされた。これで、剥離問題がなければ手放しで喜んで購入できるのだけど・・・。
軽量でしなやかな2.5レイヤーを一度くらいは試して欲しいな。
そんな風に思う。


