ここ数年、1月~2月のシーズンがやってくると必ず一度は訪れている場所。それは、正月の雑煮を腹いっぱい食べ、新しい年の空気が肌に馴染んた頃から盛期を迎える。冬の風物詩。スッカン沢の氷柱群だ。
さて、毎シーズン訪れているスッカン沢。にもかかわらずルート詳細等について記憶が曖昧なところがあって、いざ行くとなると「あやふやな記憶」を頼りに歩いているのも事実。それもどうかと思うので個人的な備忘録を書いておこうと思った。
来シーズンの役に立つようにしなくちゃ…。
では、ぼちぼち、いってみようか。
栃木の氷瀑。スッカン沢の氷柱群を訪ねた。まとめの備忘録。

スッカン沢の場所とアクセス
【 場 所 】
栃木県の北部にそびえる高原山の主峰・鶏頂山と前黒山に囲まれるように流れる沢。
【 ア ク セ ス 】
アクセスは車の一択(4駆だといい)。東北自動車道・矢板インターを降りて国道4号線を矢板市方面へ向かい2度ほど県道に乗り換え、登山口のある「道の駅たかはら」へと向かう…。
まぁ、あれだ、Google先生に「道の駅たかはら」と聞くのが早い。
氷柱群の季節
氷柱群の盛期は1月中旬~2月中旬
氷柱群の形成の始まる時期は分からないが、おそらく12月下旬くらいから氷はじめた氷柱が見られるかもしれないと想像する。
2月中旬以降は、よほど寒波続きでないと氷柱群の崩壊が始まるので危険と考えたほうがいい。事実、2015年の2月下旬に訪れた際にはあちこちで崩落する瞬間を確認した。(この年は暖冬だったと思う)

2015年の2月下旬の写真のはず…氷柱の崩落あとだらけだった。
山行所要時間・ルート・注意点
山行所要時間:4時間~5時間くらい(人それぞれだろ)
ルート構成や降雪時のトレースの有無など状況次第で変わるとしても、休憩時間を含めない所要時間は4時間~5時間。(状況により休憩込みで3時間30分くらいも可能)
もちろん、雪化粧をした木々や渓谷、氷柱群にうつつを抜かすと時間はどんどん過ぎていく。しかしながら、別に早く歩くことを競ってるわけではないので、どうせなら楽しむだけ楽しんだほうがいいし、うつつを抜かしたいだけ抜かしたほうがいい。
特に降雪後の景観は絶景なので、是非「ほけ~」として欲しい。

ルート:ハイキングルートのピストンがお気に入り
スッカン沢へのアプローチ方法は2通り。
【県道歩き】
県道56号線の通行止めのゲートから県道を歩き、スッカン沢駐車場からハイキングルートにとりつくルート。
【ハイキングルート】
道の駅たかはらの公衆トイレ脇から始まるハイキングルートを進むかだ。
【ルート構成】
- 県道歩きのピストン
- ハイキングルートのピストン
- 県道歩きからハイキングルートへの周回
- ハイキングルートから県道歩きの周回
おすすめのルート構成は2番(ハイキングルートのピストン)

※県道歩きを含めたコースは非常に退屈なので、私はオススメしません。また、県道歩きは風に煽られる時間が長く、風の強い日などは退屈なうえに寒くて苦痛なので私は使いません。
※県道歩きをしたい方は、是非、往路で使ったほうがいいでしょう。理由は復路は地味な登り坂なので苦痛です。
注意点:
ルートを進む上での注意点みたいなものを…。
まず、県道歩きについては難しくないが、スッカン沢駐車場から県道を渡った橋の脇の階段があるが凍結しているので要注意。それ以外は以降に書く部分と差して変わらないのでそちらを…。
では、ハイキングルートについて…。
道の駅たかはらの向かいに公衆トイレ(冬期使用不可)があり。その先に東屋と登山カードの立札がある。その脇に登山口(ハイキングルート入口)がありそこから取りつく。
登山口取りつき後から咆哮霹靂の滝(ほうこうのへきれきのたき)分岐までは下り。歩き始めて間もなくすると本来だと大きく弓折りになるルートだが、冬期はショートカットするトレースが付いていることが多い。(ショートカットは草木によくないが、個人の判断で通るかは決めたらいいと思う。)そのご、雷霆の滝(らいていのたき)まではトレースがなければ雪が深いことが多いので方向と足下を確認しながら歩く。また、雷霆の滝のそばまでいくと進行方向の左側は落差のある崖?落ち込み?になっている(分かりやすい)ので注意が必要。
雷霆の滝を過ぎると吊橋がある。その先が咆哮霹靂の滝の分岐。咆哮霹靂の滝には進まず、山の斜面を体の左側にみて進む(おそらく通行止めのゲートがあるが無視しして進む)。間もなくすると斜面を登り(高巻)するポイントがある。おそらく、ここが道迷いの頻発するポイント。間違ったトレースも必ずといっていいほどある。
誤ったルートを進んだ場合、沢の脇にたどり着き行き止まりになる(大きい岩がゴロゴロしてる)ので戻って高巻のルートを探す。
高巻ポイントは一見するとただの斜面にしか見えず、見分け難い。2,3メートルくらい上がったところにトレースがあることが多い。もしもトレースがなくても斜面を登り斜面を左手に見て20m位進んだところに崖から降りる階段がある。

崖を降りる為に設置された階段は老朽化が進んで非常に危険。降りる際は要注意。
また、階段からスッカン橋までの間は氷柱群の脇を通ることになるので、氷柱の崩落に気をつける。気をつけたところで、崩れた氷柱の氷塊を避けられるかは微妙だけど通るしかないので速やかに通過するよう心掛ける。
スッカン橋を渡ったあとはハイキングルートの手前で雄飛の滝方面へ降りられる。トレースがないと分かりずらいので、分からない場合は無理せずハイキングルートから氷柱群を眺めた方がいいと思う。(ハイキングルートからは氷の神殿は見れなかったように思う。)
ここまでがルートについて。いよいよ氷の神殿にたどり着いたなら、思う存分、その絶景に感嘆し見惚れてしまおう。ただし、氷柱の下の方には近づかないこと。
スッカン沢の氷柱群は常に崩壊の危険があり、盛期であっても崩落を目の当たりにすることもある。2月中旬すぎは崩落の嵐・・・といった日も必ずあると思うので十分に注意したほうが身のためだろうと思う。
直撃したら…。と思うとゾッとするくらいの氷柱ばかりだ。

雄飛の滝
さて、秘境と紹介されることの多い冬のスッカン沢。しかしながら、インターネットによる拡散により登山をする方々の間では知られた存在になった。もはや秘境ではないのでは?と思ったりもする…。それでも、訪れるとその息を飲む美しさに「やっぱ、秘境なんだわな…。やっぱ、すげぇ、ここ好き。」と思わずにいられないわけで…。今回は書かなかったけれど、来シーズンはちょっと趣向を変えて訪れたいな。なんてこ場所もある。スッカン沢、いや高原山をもっと探検したい気持ちでいる私としては折に触れ訪れて行きたいなと思っているわけです。
そうそう、登山装備について書いてなかったので、後程、加筆します。
今日はここまで
最後まで読んでくれてありがとう。
入学式や卒業式、端午の節句に…あとなんかあったかな。色々あるけど、まぁ、季節の折々にある行事みたいな山行。冬のスッカン沢がまさに私にとってのそれです。


