潔癖とキレイ好きの違いについての会話

とある若者(仮名はデイリー)と話をしていた。

彼は割と几帳面でキレイ好きなタイプの人間だった。キレイ好きというのは整理整頓、掃除を割とこまめにするということ、この場合のキレイに当てはまる漢字が浮かばないのでキレイと書いとかいている。

さて、その若者は身長も175cmほどある痩せ型、小顔といえば小顔の部類で、手足も長い。そして清潔感もある。僕から見たてても女子にモテそうなルックスだ。無様なそれの僕からしたら羨ましいかぎりなのだが、どうも彼はモテないらいしい。

彼がオブラートに包んで話すには、そのモテない理由はいくつかあるようなのだけど、あまり込み入ったことを聞くのも何だし、ぼんやりとした話を聞いたなか判断するに、おそらく彼はモテないのだろうな…と僕も思った。もちろん、その細かな理由に確証を持てないし、何より僕は彼の名誉を守りたいので、ここで書くことはできないのだけど…まぁ、残念ながらモテないだろうと思う。それが印象だ。ちなみに「ここで書くことができないのだけど…」なんてのは嘘で、僕はこの先、少しばかりそれに触れて書いてしまうかもしれない。

はてさて、そんな彼は合コンうけは良いらしい。ただし、大げさにいえば、それも顔合わせ直ぐの数時間までの話で、会が終わる頃には潮が引いたように彼のもとから女子が去っていく。彼が前に前にと出れば出るほど女子が引いてく…。寄れば寄るほど女子が引いていく。ここまで言うと察しがつくと思うけど、そう、彼は腋臭なのだ。

とういのは、もちろん嘘だ。彼の名誉のために誓うが、彼は腋臭ではない。

では、なぜ、女子が引くのかといえば、彼は話は下手じゃないが話が下手なのだ。どういう事かというと、持ち前の実直さから話せば話すほど彼の容姿のイメージを損なっていってしまうのだ。良くも悪くもまじめすぎる彼は、合コンに現れる女子に求められていない方向に突き進んでしまい。自爆する。運よく、お持ち帰りしても後にサヨナラだし、後日、デートをかさねて Love Me Do 関係になっても、実直な彼は彼女を苦しめ、ついには She Say Good-Bayされてしまうようなのだ。

で、そんなモテない彼と僕は話をしていた。それも仕事中のドライブをしながらだ。

もちろん、その内容はモテない話も含め女子との恋愛話や結婚願望といった類の話から人生観、政治経済…ラヴ&ピースな話と多義にわたっていた。そして、そんな車中の談話を繰り返すこと数日、ある日、唐突に彼が切り出した。

「潔癖とキレイ好きの違いって何ですか?」

そう、彼は真面目だ。何事においても答えや理を見出さなければ気がすまない質なのだ。

 

それでは、お待ちかね!

「潔癖とキレイ好きの違いについて」

いってみようか!

 

潔癖とキレイ好きの違いについて

と思ったけど、あれだ。すでにタイプした文字数は1101文字。この先、お題目に入るとクソ長い記録になりそうなので、今回はあえて題目に入らずに会話に終始して進めよう…。

この先を読まれる方へ

《 お 願 い 》

※ここから先は潔癖を揶揄する内容が含まれるかもしれません。なので、潔癖、潔癖性の方や潔癖を精神疾患だとするような思考の方は読まないで下さい。ここでは、ちょっとした潔癖について書いてます。どうか、気分を害するおそれがあるので絶対に読まないで下さい。

《制止にかかわるず読み進める方へ》

まず、ここでの潔癖について、僕は次のような前提で書きすすめています。まず、潔癖というのは当人にとっては非常に重要重大なことであることは理解しています。そして、僕たちが日常的にであう潔癖は軽度かそれを装う人で、ピーマンが嫌いな人、食べ物の好き嫌いと同類であること。極度の潔癖性というのは日常生活もままならないし、そういう意味では食物アレルギーの人が反応を起こす食物を絶対に食べないのと同じだと捉えています。僕の解答の潔癖は軽度の潔癖どころか潔癖を装うような人だということ。この点の理解のほどお願いします。

潔癖とキレイ好きの違いについて、問う彼と僕の解答。

さて、「潔癖とキレイ好きの違いって何ですか?」と問われた僕が彼に返した返事はこうだ。

  • 潔癖は、人に不快感をあたえたり滑稽にうつるもの。
  • キレイ好きは、人に好感を抱かせたり感心させるもの。

我ながら、それっぽいことを思い付いたものだと実に感心させられる明言だなと思う。そして質問者の彼も、この答えにいたく感心して、なにやら安堵の表情だった。

それもそのはず、彼の何かを傷つけないようにと僕なりに慎重をきして答えたのだから当然だ。そうでなかったら僕は彼からの信用を失っていたかもしれん。あるいは逆上した彼に…。考えただけで、ぞっとする結末をむかえてたかもしれん。

では、なぜ彼がこの質問を僕にぶつけ、僕の解答がそのようなものだったかというと。

彼は、好意を寄せた女性に「デイリー君、潔癖よね?」といった風のこと言われる事が多いそうだ。そして、その度に「キレイ好きかもしれないけど、潔癖ではないよ」といいた風の答えを返すのだが、最終的には「デイリー君の彼女。私には無理かな…」といったリアクション返され玉砕するらしい。(彼の仮名はデイリーにする。)

そいった、背景を彼は持ち、それを理解した僕は前出の解答をしたのだから僕の解答は完璧だったわけだ。

ただしかし、好意を寄せた相手が彼を選ばなかったことと、彼が潔癖やキレイ好きであることは結びつかない。そこに彼が気がついているかとというと、ズバリ!気づいていない。

聡明快活な彼にして…だ。僕はそこが実に残念なのだけど、人というのはそういうものなのだろう。

まぁ、何にしても僕の解答を聞いた彼は、その意図というか解答の意味をさらに聞きたがってきたので、相手が彼を選ばなかった本質を彼に伝えることはなかったのだけど…。

潔癖とキレイ好きの違いについて、僕の解答とその説明。

僕の解答の意味を聞きたがる彼に、僕は自身の解答についての説明をした。それは、次のようなものだった。

潔癖は、人に不快感をあたえたり滑稽にうつるも

まぁ、潔癖にも様々あるようだけど、分かりやすいので言えば…。

たとえば、一緒に食事をしに出かけた相手が店においてある使い回しの箸を使わず、割り箸をもってくるように店員さんに依頼した。良くある話だ。

そこで、なぜ使い回しの箸を使わずに割り箸を使うのかと尋ねると『何か汚らしくて、気持ち悪いんだよね』という返事。『そうか、じゃぁ、仕方ないね』ということなのだけど、よくよく考え、その相手の思考に合わせるなら、使い回しの箸を使っている僕は汚いもので飯を食っているといことなのだ。それを平然と僕に言った相手の配慮のなさに不快になる。そして、食事を終えて、相手がテーブルに備えられた爪楊枝を手にした瞬間、アホだなと思うわけだ。だって、きれいに洗った箸を使えないのに何時から置いてあるか分からない爪楊枝を口に入れられるっておかしいでしょ。飲食店のアルバイトをしたことがある人ならご存知だとおもうけど、あれ半年くらい平気で入ってるよね。まぁ、行動と思考に整合性ない。ある時ある物は汚くて、ある時ある物は汚くない。そのくせ、いちいち潔癖を装い、それを回りの人間に伝えたり、それと分かる行動をするから不快だし滑稽なのだ。

つまり、潔癖は、人に不快感をあたえたり滑稽にうつるもの…ということだ。

キレイ好きは、人に好感を抱かせたり感心させるもの

一方、キレイ好きというのは割にポジティブなイメージだ。

例えば、そうだな。

友人の部屋や車内といったキレイ好きと思われる者の生活圏に入ると感じることだろうけど、まず無造作に置かれた物というの少ない。本は本棚にあり家電のリモコンは所定の場所にいつもある。机の引き出し、鞄の中、およそ収納する物という物の中には決まりごとがあるようできちんとしまい込まれている。そいった様を目の当たりにすると感心するし、それが恋人だったりすると好意と尊敬の念が深まる。といった具合だろうか。そして、このキレイ好きというのは、共に生活したり仕事を共有しない限りは害がない。逆に言うと、その一線を踏み越えてしますと多干渉になりがちで恐ろしいのだけど…。それさえなければ、他人を不快にさせることはない。

つまり、キレイ好きは、人に好感を抱かせたり感心させるもの…ということだ。

 

といった説明をデイリーにしたわけだ。まぁ、その後の反応はすでに書いたように、いたく感心してくれたので問題ないのだが、やはり、相手が彼を選ばなかった本質を伝えることができなかったのが残念なのだ。

あまりに残念なので、その理由を書いておこうと思う。

僕なりに思う。意中の彼女達がデイリーから離れる理由。

デイリーはキレイ好きである。そして多くのキレイ好きがそうであるように生活などを共にすると多干渉で口うるさくなったりするのではないだろうか。くわえて、その実直さや何事にも道理理由を求める性格、合理主義的思想からして彼女を責めないまでも理詰めの話をするのではないだろうか。そんな風に僕は考えている。

「え、何?俺間違ってる?どうして?」

「こっちの方が合理的じゃん」

「使ったら元の場所に戻せばないいいだけじゃん。できない理由が分からん」

そういことを言うのではないだろうか。

もしもそうであるなら…。一生無理だろうな。

そんな風に思うわけだ。

終わり

最後まで読んでくれて、ありがとうございす。

人や物事には嫌な面があるけど、そこを水に流せないようなら、それは相手や物事ではなく、自分に問題があるんだと僕は思うんだけどね。

それじゃ、また。