
森林限界を超えた峰々を見渡し、何物にも遮られることのない太陽の日射しにさらされながら歩く。ようやく辿り着いた天場で張ったテントの中に入るも太陽の放つ熱量からは逃れることはできなかった。
森林限界を超えた山々に身をおくといことがそういうことだと分かってはいても少なからず苛立ちを覚え道中の樹林帯を恋しく思った。
もっとも、木漏れ日を踏み歩いたその時は森林限界を超えた山々を望むべくそこへ思いを馳せていたのだけれど…。
山を想えば山が恋しく
山に入れば人が、いや、部屋で過ごす時間が恋しい。
おそらく、長期の旅に出たことのない僕が旅にでたなら、それらと同じようなものだろう。
多分にへたれで浮気な性分である。
一所に留まることもできず、一事を続けることもできない。いつも浮気で気移りが激しい。
結局のところ僕の満足は自身が願うよりも、もっと近くにあるんだと思うよ。
とかなんとか。
つまり、ずぅと日曜が続けばいいのにということだ。


