即席麺の湯量から考えるアウトドア・クッカー選び 

アウトドアでしようするクッカー選びにおいて、クッカーの容量を示す表示から『何をどのくらい作ることができるのか』をイメージできないということに気がついた俺は、即席麺の必要湯量を自分の物差しにしようと思いたちデータをとった。

今回はそのデータをもとにクッカーサイズの選定をしてみようと思う。

クッカー選定基準は、あくまでも一人前即席麺に必要な湯量であり、容器のタイプや袋麺・詰め替え用、または大盛も含めて幅広く対応できる容量を知ることが目的だ。

それじゃ、早速、お題目『アウトドアのクッカー選びと即席麺の湯量』いってみようか。

クッカー選びと即席麺の湯量

即席麺の湯量を基本においた理由

まず、即席麺の調理において必要な湯量を基本にすることには以下のような意図がある。

  • 山でよく食べる
  • よく食べるから全体の量がイメージしやすい
  • 量をイメージしやすいから他の調理にも応用がきく
  • どのくらい腹に溜まるかがわかる
  • クッカーのサイズの選定に迷わない

ぱっと頭に浮んだのは上記のような事だった。

つづいて1人前即席麺を作るのに必要な湯量はというと。

1人前の即席麺を作るに必要な湯量は300ml~550ml


※即席麺の種類は販売元によって容量は50ml程度増減します。
※即席麺の種類は販売元によって容量は50ml程度増減します。

前回末記にアップした表を参考に1人前の即席麺を作るに必要な湯量をまとめようと思う。

まず、上記から分かるのは1人前の即席麺の調理において必要な湯量だ。参考にするのは各容器タイプミニサイズ以外の最低量と最高量。その量300ml~550mlである。

ミニサイズを除外したのは、そんなんじゃ腹いっぱいにならないから。

さらに、繰り返しになるがここで知りたのは「 容器のタイプや袋麺・詰め替え用、または大盛も含めて幅広く対応できるクッカー容量」なので、必要湯量の最大値である550mlを基にクッカー容量を選定するれば即席麺を作ることのできるクッカー容量が分かる。

もちろんビッグサイズを食べない人もいると思うけれど、袋タイプの湯量はビッグサイズに匹敵する量なので、これを含めて問題ないと思う。

まず肝心なのは1つのクッカーで種類に関わらず一人前の即席麺を作ることのできる容量を知ることだから。

1人前の即席麺を作るのに必要なクッカーの容量

では、続いて、1人前即席麺に必要な湯量である550mlの湯を沸かすための必要なクッカー側の容量はというと。

ここでのポイントは必要な湯量は550mlだけど、湯を沸かすクッカーの容量がそれと同量では駄目だといこと。

それは 550ml の湯量を沸かすために必要なクッカー側の容量を想定したとき、水だけで容量を満たしてしまうと、吹きこぼれを起こすことはもちろん、水以外の投入物を入れることができない等の問題が生じるのでクッカーの容量は水と同じ 550ml では駄目だといことがすぐに分かる。

そこで次にポイントになるのが必要な余剰容量がどのくらい必要かということ。

これはクッカーの形状などによりクッカー容量の何分目あたりまで容量を満たすかは多少変わってくることと想像できるが、あえて容量の7~8分目程度までとする。そうする理由は家庭で料理をするときに鍋になみなみの水を投入することなどないし、せいぜい多くても鍋の8分目程度だと思う。そう考えればアウトドアクッカーにおいても同様だろう。

つまり、前提として「水 550ml のみ」または「水と投入物を入れた時」のどちらにおいてもクッカーの7~8分目程度を満たすくらいからの湯量がクッカー側容量になる。余剰容量はクッカー容量の2~3割。

さらに、現段階で想定できるのは必要湯量のみ。そのため袋麺や詰替えタイプのような鍋で調理をする必要がある即席麺の場合水以外の投入物である即席麺の麺体積も考慮に入れなくてはならない。

ただし、ここについては本当に申し訳ないが俺には麺の体積を計算する能力がないので、これも拙い経験則で言わせてもらうと、よほど縦にひょろ長いクッカーでないかぎり、水のみでクッカーの6~7分目の水量であれば麺を鍋に投入したとしても水かさが8分目を超えることはないと思う。

以上のような邪推を重ねた結果、クッカーの容量は 550ml の水がクッカーの6~7分目程度(※1)におさまる大きさが妥当なところという事になる。

容器のタイプや袋麺・詰め替え用、または大盛も含めて幅広く対応できるクッカー容量 は850ml程度。

では 、 550ml の水がクッカーの6~7分目程度 (※1) を満たすクッカーサイズはというと。

550ml の水が65%の容量なので(※1⇒6~7分目なので間をとって65%)以下の式で計算できる。

550÷0.65=846.153846….. ( 即席麺湯量 ÷ パーセント = クッカー容量 ) 

水 550ml に対しクッカー容量は846ml程度が必要となる。

では、即席麺を容器タイプや種類に関わらず幅広く作ることのできるクッカー容量はというと、端数を繰り上げて850ml程度の容量であるいことになる。

さて、ここまでを まとめる と以下だ。

《 即席麺の必要湯量からクッカーサイズを選ぶポイント 》

  • 湯量 = クッカー容量ではない
  • 水のみならず、水と麺を入れた量でクッカーの容量を考える。
  • 水のみでクッカーの6~7分目までを満たす大きさが妥当な大きさ
  • クッカー側必要容量計算式は ( 即席麺必要湯量 ÷ 0.65 = クッカー容量 )

以上のようなことが、即席麺の必要湯量からわかるクッカーを選ぶ際のポイントだ。

終わりに

さて、即席麺の調理に必要なクッカー側の必要湯量が850ml程度としたけれど、これは鍋で煮る即席麺は食べない主義の人には多すぎる。同様にカップラーメンしか食べないとかレギュラーサイズしか食べないとった条件が付けば付くほど容量は変わってくる。当然、人数の差異も影響する。そういう意味では当てにならない数字ではあると思う。しかしながら、それぞれのスタイルに合わせて計算すればきっと最適解を得られるのではないかと思う。

重要なのは、『食べたい即席麺の必要湯量 ÷ 0.65』がクッカー側に必要な容量ということ。

それでは最後に即席麺の調理に必要なクッカー側容量の一覧を張り付けて終わろうと思う。

それじゃ、また。

即席麺の種類別による必要なクッカー容量

※表示は左から 種別 ⇒ 必要湯量 ⇒クッカー容量

  • カップタイプ レギュラー ⇒  300ml    ⇒ 461ml
  • カップタイプ ビッグ   ⇒  400ml    ⇒ 615ml
  • 丼タイプ   レギュラー ⇒  400ml    ⇒ 615ml
  • 丼タイプ   ビッグ   ⇒  550ml    ⇒ 846ml
  • 詰め替えタイプ      ⇒  330ml    ⇒ 507ml
  • 袋タイプ         ⇒  450~500ml ⇒ 692~779ml

※必要湯量は非常にザックリとした数字であり、実際には50ml前後の量差がある商品もあるので注意です。そのため、あらかじめ50ml足した湯量で計算するか目的のものより少し大きい湯量を参考にしたほうが良いかもしれません。