ユニクロのダウンを山行に携行する。ユニクロでハイキング。 ~ 今更な物々たちへのブルース ~

ここ十数年、ファストファッション界の王様。ユニクロの製品が素晴らしく挑戦的。いや、挑発的だなと思う。そのユニクロがヒットさせたアイテムを思いだしてみた。

ヒートテック、ウルトラライトダウン、シームレスダウン、カシミアセーター、ぱっと頭に浮ぶだけでもこれだけある。これらに共通するのは、ユニクロが大量に市場にばらまく以前には、わりと高級品であったり一部の限られた業界のウェアに用いられたハイテクウェアであったこと。それらを、世に定着させたユニクロの挑戦は素晴らしいくもあり、他のアパレルブランドにとってはユニクロの挑戦は挑発的にも見えたと思う。

かつてスポーツメーカーのミズノが「ブレスサーモ」なるスポーツアンダーを販売していた(今も売ってるけど)。それと同じ技術的発想のヒートテックはバカ売れし、今や冬将軍の到来とともに買い足す商品となった。アウトドアウェア界では、ウルトラライトダウンジャケットの流行もあったし、シームレスダウンなんてのは5万〜6万円は払わないと手に入れられないウェアだった。まぁ、細部においての仕様なんかは違うけど...。

そのうち、メリノウールのアンダーウェアなんてのもリリースしてくるに違いないと思うわけだ。実際、エクストラファインメリノセーターをアンダーウェアとして使用するユーザーもいるようだし…。メリノウールのアンダーウェア。こいつをユニクロがリリースしたら、アウトドアメーカーの高価なメリノウール製品なんて買わないだろなと思う。

さて、今回は、そんなユニクロが提供しているダウンウェア。ウルトラライトダウンジャケットを携行してのハイキングについてだ。(残念だけど、シームレスダウンはコンパクト性い欠けると思うので、ウルトラライトダウンジャケットのほうでいいかな。と思う。)

お題目、「ユニクロのダウンを山行に携行する」

いってみようか。

「ユニクロのダウンを山行に携行する」

ウルトラライトダウンのスペックを考える

まずは、ウルトラライトダウンのスペックをHPの引用を…(以降、ウルトラライト⇒ULと表記します)

≪ 特 徴 ≫

・耐久撥水素材で雨をはじく。
・コンパクトなサイズで持ち歩きやすい付属のポーチ付き。

≪ 素 材 ≫

[表地] 100% ナイロン [中わた] 本体: 90% ダウン,10% フェザー [ショルダー部分] 内側: 90% ダウン,10% フェザー/ 外側: 100% ポリエステル [裏地] 100% ポリエステル

※ユニクロ 2018年12月現在の公式HPから一部抜粋。引用文。

さて、ここからは、私の手持ちのULダウンが3年程前のモデルであり、現行のモデルと比較すると何かしら変わっているかもしれないということを前提に話を進めます。

まず、特徴のコンパクト性については申し分なく小さくまとまります。ですが、撥水性については残念ながら耐久性があるとは言い難く、小雨の降る中を歩き続けた場合には浸水することが容易に想像できるレベルです。

次に素材です。「中わた」にダウン90%、フェザー10%とあります。これは、ダウンは鳥の胸付近の羽毛。フェザーは翼の羽毛で中央に羽の芯?軸?があるヤツです。そして、フェザーが弾力性を担っていて収納袋から出したときの復元力や着た時の膨らみ具合を左右します。一般的にフェザーが多い方がふっくらと膨らむよいダウンジャケットになります。まぁ、10%ですからね。この部分においても正直言って、物足りなさを感じます。

と、言った具合に、物足りなさを感じる仕上がりでありますが、そこはファストファッションの王様ブランド。その値段が購買意欲を駆り立てます。そして、リーズナブルな値段が物足りなさを払拭してもくれます。値段の割にハイスペック。要は使い方次第。そう思わせてくれる一品です。

では、そこはかとなくスペックの確認ができたら、実際のフィールドで使うときに気を使うべき点をまとめておきます。

ウルトラライトダウンを山に携行し使用する際の注意点

山行に携帯するULダウンジャケット。その役割は保温です。まず、要注意は水。ダウンは濡れると萎んでしまい、保温効果を得られなくなります。撥水効果に不安のある代物ですから、夜露や雨後、雨中、山中のいたる所が濡れているときはダウンジャケットの上からレインウェアーやウィンドジャケットを羽織るようにしたほうが良いです。こうすることで、枝や岩にひっかけて破いてしまうリスクも減ります。

製品の耐久性についても注意が必要です。使用頻度や洗濯方法にもよりますが、ダウンのロフト感は長続きしません。ダウンが萎むと保温力が下がります。また、重いザックを背負うことを想定して作られていないので、ある程度使いこんだら、肩口や背面がペタペタに潰れてしまったり、擦り切れてしまうことも想定しておきましょう。2年も使えれば良いくらいに考えていた方が落胆しないで済むかもしれません。

最後に、ユニクロ製品だから駄目というのではなく。要は、製品の能力を見誤らなければ充分に使用できる代物だと思います。極寒の地でテント泊をするなら使えない代物ですし、場所にもよりますが日帰りのスノーハイク程度なら十分に役に立つ代物です。実際、私もペタペタになったULダウンジャケットを着て、ちょいちょいプラプラしてますからね。

最後まで読んでくれて、ありがとう。

ULダウンジャケットでどこまで行けるか試すのも、面白いかもしれませんね。

それでは、また。